ジャニー喜多川社長死去以前から始まっていた相次ぐベテランの流出

芸能
「ジャニーズ=アイドル」というイメージの転換期
2019年にジャニー喜多川社長が亡くなって以降、ジャニーズタレントの退所ラッシュが止まらないようにみえる。しかしこれまでもジャニーズの男性アイドルグループの多くが、様々な理由で解散・退所をしている。

【シブがき隊(1988年11月2日解散)】薬丸裕英、布川敏和、本木雅弘
【少年隊(2020年12月31日解散)グループ名は存続】錦織一清、植草克秀
【イーグルス(1985年自然消滅)】中村繁之、大沢樹生、宇治正高、石川博文
【THE GOOD-BYE(1990年4月1日に活動休止)】野村義男、曽我泰久、加賀八郎、衛藤浩一
【男闘呼組(1993年6月30日付で活動休止・事実上解散)】成田昭次、高橋一也、前田耕陽
【光GENJI(1995年9月3日解散)メンバーの不祥事発覚】大沢樹生、諸星和己、佐藤寛之、山本淳一、赤坂晃
【CHA-CHA(1992年1月活動停止)】中村亘利、木野正人
【忍者(1997年11月9日以降活動休止)正式な解散発表及び解散コンサートは行っていない】柳沢超、正木慎也、遠藤直人、高木延秀、志賀泰伸、古川栄司
【SMAP(2016年12月31日解散)】森且行、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾、中居正広
【TOKIO(2018年5月6日メンバー退所による活動休止】小島啓、山口達也
【KAT-TUN 残ったメンバーはそのまま活動】(2013年9月脱退)田中聖、(2010年7月脱退)赤西仁、(2016年3月脱退)田口淳之介
【タッキー&翼(2018年9月10日解散)】滝沢秀明、今井翼
【関ジャニ∞】(2018年12月31日退所)渋谷すばる、(2019年9月30日退所)錦戸亮
【NEWS】(2006年12月脱退・退所)草野博紀、(2003年12月脱退・退所)森内貴寛、(2019年9月退所)錦戸亮、(2020年6月脱退・退所)手越祐也、(2011年10月脱退、2020年10月31日退所)山下智久
【Hey! Say! JUMP】(不祥事のため2011年11月脱退、2014年3月退所)森本龍太郎



今年に入っても止まらない解散・退所

さらに今年に入ってからも大物男性アイドルグループの退所や解散が止まらない。

【TOKIO】(2021年3月退所予定)長瀬智也
城島茂、松岡昌宏、国分太一の3人は、ジャニーズの関連会社となる『株式会社TOKIO』を設立
【V6(2021年11月1日解散)】(2021年11月1日退所)森田剛


「ジャニーズ」というビジネスモデル

ジャニーズ事務所のビジネスモデルは、グループが歌い踊るコンサートのチケットをプレミア化させ、そのチケット入手を目的としたファンクラブ会員を増やすというもの。会員の支払う年会費は景気や人気に左右されない固定収入となり、必要経費も最小限にとどめることができるので、見通しを持った経営ができる。また次の世代(ジャニーズJr.)をバックダンサーとして起用し、デビュー前に顔と名前を売り込んでおくことで、デビュー前からファンをつくり、次の収入源を確保していく。だからジャニーズはグループが主体で、メンバーが抜けてもグループのブランドが落ちない。

偉大だったジャニー喜多川社長

事務所に大きな貢献をした中堅以上のタレントの退所が相次ぐのは、親身になり育ててくれたジャニー喜多川さんが亡くなったことが大きい。またジャニー喜多川さんはタレントの思いに応じて動いてくれ、所属タレントの結婚にも口出ししなかった。これらのことから所属タレントは絶大な信頼ををおいて活動していた。またタレントの価値が向上するよう、歌やダンスのほかに、タレントを俳優やMCの活動にも積極的に後押している。

ジャニー喜多川社長が亡くなったことが、タレントの退所が相次ぐ要因ではあるが、この先の人生(セカンドキャリア)を考えたとき、このままの活動でよいのかをそれぞれが考えた結果とタイミングが今なのかもしれない。今後の活躍を願っている。
参考:
https://news.yahoo.co.jp/articles/1407ff1b3854cc547b0184c83fe527575657144a
https://news.yahoo.co.jp/articles/c215db11a3c787dc9a771005be5e22d802583efd
https://www.jprime.jp/articles/-/20392
https://www.jprime.jp/articles/-/18968
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/77403

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