コロナによる物流の停滞がアメリカ経済の不調を巻き込み、世界的な経済的混乱に陥っている。また温暖化や昨年度から続く農産品の不作に2月に始まったロシアによる「ウクライナ侵攻」と原油の乱高下と、輸出量世界1位のロシア、世界第5位のウクライナからの小麦調達が世界的にできなくなっている今、経済も食料も値上がりが止まらない。
すでに国内でも様々なものが値上がりし、年内には一万品目の価格改定が予定されている。「これまでに値上がりした品目」と「今後値上がりする品目」一覧を作成しており、これから迎える「値上げの夏」を乗り切り、「フードロス」を抑えるためにも、消費者が考え方を変え、節約をしながら期限が迫ったり、大きさ・形の不揃いなものを購入してはいかがだろうか。
帝国データバンクが食品主要105社を対象にした調査で、5カ月間累計(2022年1月1日~6月1日)で1万789品目が値上げされる計画がある。
値上げした(予定)品目数
6月 1500品目以上
7、8月 3300品目以上
9月以降 1100品目以上(10月 ビールや炭酸飲料等)
既に値上げした企業の業種別では、
「鉄鋼・非鉄・工業」59.8%
「化学品製造」55.6%
今後も1年以内に値上げする分野として「飲食料品・飼料製造」が73.1%と回答している。
その反面、「値上げしたいができない」が16.4%(約6社に1社)にも上り、顧客離れを恐れてギリギリの選択を迫られている会社も多い。
② 世界1位のロシア、世界第5位のウクライナからの小麦が輸出できないため価格が高騰
③ 対ロシア制裁措置の一環として、欧米で原油禁輸の動きが広がり、原油価格が高騰
④ 日米金利差が拡大し円安が進んだため、海外からのすべての輸入品が相対的に高騰
⑤ コロナで世界の物流網がマヒしてしまい、未だに物資を運ぶコンテナが不足
⑥ 素材だけでなく商品の包装や輸送費など、消費者に届くまでの物流費が高騰
他にも円安を維持しなければ国内の倒産が増えるなど、構造的な問題も絡み、特定品目に限らず幅広く値上がりした。
4月の全国消費者物価指数(価格変動の大きい生鮮食品を除く)は前年同月比2.1%上昇し、約7年ぶりに2%台に乗せ、同月の毎月勤労統計調査の物価上昇を加味した実質賃金は前年同月比1.2%減少している。
●即席麺
3月1日~
日清食品チルド
「行列のできる店のラーメン」「つけ麺の達人」などチルド麺 6~12%の値上げ
「日清もちっと生パスタ」「日清謹製 讃岐うどん」など冷凍麺製品の一部 6~13%の値上げ
6月1日~
日清食品
「チキンラーメン」(5食) 599円 → 664円
「カップヌードル」 208円 → 231円
カップ麺や袋麺 5~12%の値上げ
明星食品
「明星 チャルメラ」(5食) 599円 → 664円
「明星 鉄板焼そば」(5食) 599円 → 664円
「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 」 208円 → 231円
カップ麺や袋麺 6~12%の値上げ
東洋水産
「赤いきつね」「緑のたぬき」 208円 → 231円
「麺づくり」 208円 → 231円
「マルちゃん正麺yamaカップ」 243円 → 268円
「マルちゃん正麺」(5食) 599円 → 664円
カップ麺や袋麺 9~12%の値上げ
サンヨー食品
「サッポロ一番」(5食) 599円 → 664円
「サッポロ一番カップスター」 208円 → 231円
カップ麺や袋麺 約10~12%の値上げ
エースコック
「スーパーカップ1.5倍」 226円 → 250円
「スープはるさめ」 168円 → 178円
袋麺やカップ麺など 約5~11%の値上げ
●小麦粉・パン
1月1日~
山崎製パン
「ロイヤルブレッド」「超芳醇」など食パン 平均9%の値上げ
「高級つぶあん」「ナイススティック」「ルヴァンバターロール」(6個)など菓子パン 平均6.8%の値上げ
敷島製パン
「超熟」「フレンチアップルパイ」など食パンや菓子パン 約4~14%の値上げ
フジパン
「本仕込食パン」「ネオバターロール」「スナックサンドシリーズ」など食パンや 菓子パン 平均8%の値上げ
1月4日~
昭和産業
小麦粉 約4~9%の値上げ
プレミックス 約4~6%の値上げ
パスタ 約5~9%の値上げ
ニップン
「ニップンハート(薄力小麦粉)」(1kg) 296円 → 313円
小麦粉 約1.5~9%の値上げ
ミックス 約3~7.5%の値上げ
日清フーズ
小麦粉 約3~6%の値上げ
ミックス 約4~6%の値上げ
パン粉など 約3~4%の値上げ
2月1日~
日清フーズ
パスタ、パスタソース 約2~9.5%の値上げ
乾麺 約1.5~5.5%の値上げ
冷凍食品 約5~12%の値上げ
●食用油
2月1日~
J-オイルミルズ
キャノーラ油 40円/kg以上の値上げ
3月1日~
昭和産業
キャノーラ油やサラダ油など 40円/kg以上の値上げ
4月1日~
J-オイルミルズ
サラダ油など油脂製品 40円/kg以上の値上げ
昭和産業
大豆たん白製品 30円/kg以上の値上げ
日清オイリオグループ
キャノーラ油やサラダ油など 40円/kg以上の値上げ
●冷凍・レトルト食品
2月1日~
味の素冷凍食品
「洋食亭ジューシーハンバーグ」など冷凍食品 約4~13%の値上げ
マルハニチロ
「白身魚タルタルソース」など冷凍食品 約2~23%の値上げ
3月1日~
ニチレイ
「塩あじえだ豆」など冷凍農産品の一部 約8~15%値上げ
4月1日~
大塚食品
「ボンカレーゴールド」 194円 → 205円
5月1日~
明治
「銀座カリー」「銀座ハヤシ」など 280円 → 302円
レトルトカレー 6.5~7.7%の値上げ
6月1日~
明治
冷凍食品 4.8~8.3%の値上げ
●缶詰・加工肉
2月1日~
日本ハム
「シャウエッセン」などハム、ソーセージ、加工食品 約5~12%の値上げ
3月1日~
日本水産
「スルッとふた減塩さば水煮」など缶詰 約3~20%の値上げ
「たらこほぐし」など瓶詰 約3~4%の値上げ
「サラダで楽しむさばプレーン」などレトルト食品 5%の値上げ
マルハニチロ
「さんま蒲焼」 281円 → 324円
「月花さば水煮」 319円 → 341円
缶詰 約3~15%の値上げ
ギフト品のカニ缶詰 約107%の値上げ
魚肉ソーセージ、ちくわなど練り商品 約5~11%の値上げ
伊藤ハム
「グランドアルトバイエルン」などハム・ソーセージ、加工食品 4~12%の値上げ
丸大食品
ハム・ソーセージ、加工食品 5~15%の値上げ
●調味料
2月1日~
アヲハタ
「55 イチゴ」「55 オレンジママレード」(400g) 519円 → 544円
「ピーナッツホイップ」「チョコホイップ」(100g) 225円 → 237円
2月16日~
キッコーマン
「こいくちしょうゆ」(1L) 398円 → 420円
醬油 約4~10%の値上げ
「調製豆乳」(1L) 303円 → 319円
豆乳 約5~6%の値上げ
3月1日~
味の素
「ピュアセレクトマヨネーズ」(400g) 373円 → 403円
マヨネーズなど 約3~9%の値上げ
キユーピー
「キユーピー マヨネーズ」 402円 → 436円
「キユーピー 深煎りごまドレッシング」 281円 → 293円
「キユーピー タルタルソース」 225円 → 239円
ヤマサ醤油
「ヤマサしょうゆ」(1L) 397円 → 419円
醤油 約4~10%の値上げ
5月1日~
キッコーマン
「デルモンテトマトケチャップ」(300g) 245円 → 259円
調味料 約3~10%の値上げ
「デルモンテトマトジュース」(900g) 373円 → 395円
飲料 約5~10%の値上げ
6月1日~
味の素
「味の素」(50g) 178円 → 192円
うま味だしハイミー、クノールスープDELIなど 約2~13%の値上げ
ミツカン
穀物酢 185円 → 194円
すし酢 260円 → 286円
カンタン酢 324円 → 356円
家庭用 約3~10%の値上げ
業務用 約4~13%の値上げ
永谷園
「お茶づけ海苔」(8袋) 257円 → 270円
お茶づけ、即席みそ汁など 約5~9%値上げ
●乳製品
4月1日~
雪印メグミルク
「スライスチーズ」(7枚) 388円 → 410円
「6Pチーズ」 394円 → 415円
プロセスチーズやナチュラルチーズ 4.3~10%の値上げ
森永乳業
「クラフトスライスチーズ」「クラフト切れてるチーズ」 411円 → 432円
「森永の焼プリン」 141円 → 152円
チーズやデザート 5.3~10.5%の値上げ
明治
「十勝スライスチーズ」(7枚) 388円 → 410円
チーズ 5.4~6.7%の値上げ
●飲料
1月1日~
ネスレ日本
「ネスカフェエクセラ」(40g) 345円 → 380円
「ネスカフェゴールドブレンド」(80g) 1031円 → 1207円
コーヒー製品 約10~20%の値上げ
3月8日~
雪印メグミルク
「Dole オレンジ100%」(200ML) 102円 → 108円
3月15日~
雪印メグミルク
「雪印コーヒー」(1L) 253円 → 259円
4月1日~
大塚食品
「クリスタルガイザー」(500MLペットボトル) 108円 → 118円
サントリースピリッツ
「サントリーウイスキー 響 」「サントリーシングルモルトウイスキー 山崎」など 5~28%の値上げ
5月1日~
コカ・コーラ
「コカ・コーラ」(1.5Lペットボトル)、「綾鷹」(2Lペットボトル)など 約5~8%の値上げ
6月1日~
宝酒造
「宝焼酎25°」「焼酎ハイボール」など 1〜8%の値上げ
●菓子類
1月31日~
カルビー
「ポテトチップス」 約7~10%の値上げ
2月1日~
湖池屋
「ポテトチップス」「カラムーチョ」など 約6~11%の値上げ
4月1日~
やおきん
うまい棒 10円 → 12円
5月1日~
明治
「明治ミルクチョコレート」「アポロ」「きのこの山(袋)」「たけのこの里(袋)」「カール」など 約3~11%の値上げ
チョコ、グミなど 約3~11%の値上げ
5月31日~
森永製菓
キャラメル各種 約3~11%の値上げ
6月1日~
森永製菓
森永ビスケット各種など
森永製菓
チョコモナカジャンボ 151円 → 162円
アイスボックス<グレープフルーツ> 108円 → 118円
アイスクリーム 約6.1~10.0%の値上げ
森永乳業
「ピノ」 151円 → 162円
アイスクリーム 5.5~11.1%の値上げ
ロッテ
「雪見だいふく」 378円 → 410円
マルチアイスクリーム 5.5~8.6%の値上げ
明治
「スーパーカップ」 151円 → 162円
アイスクリーム 6.7~8.6%の値上げ
プロテイン飲料・飲料 2.4~7.0%の値上げ
スポーツ栄養(粉末プロテイン) 3.0~12.7%の減量
6月6日~
カルビー
「かっぱえびせん」 内容量85g → 77g
6月15日~
ネスレ日本
「キットカット ミニ」 14枚 → 13枚
「ネスレ エアロミニ」 81g → 72g
●外食・コンビニ
2月21日~
ロイヤルホスト
「黒毛和牛ZEN 和牛ステーキご飯&海老と帆立のあつあつグリル(小)」 2728円 → 2948円
「黒毛和牛ステーキご飯」 1848円 → 2068円
3月1日~
ミスタードーナツ
「ポン・デ・リング」「オールドファッション」「フレンチクルーラー」「ハニーディップ」など 118円 → 129円(テイクアウト)
3月2日~
セブンイレブン
サンドイッチの一部商品 約5~12%値上げ
弁当、麺類・パン類、惣菜類などの一部 2%~15%程度の値上げ
3月8日~
ローソン
「たまごサンド」 228円 → 246円
おにぎり「熟成紅鮭」「熟成辛子明太子」 150円 → 160円
調理麺、調理パン、サラダなどの一部 約2~14%の値上げ
3月14日~
マクドナルド
「ハンバーガー」 110円 → 130円(店頭価格)
「ダブルチーズバーガー」「てりやきマックバーガー」 340円 → 350円(店頭価格)
4月~
セブンイレブン
「お好み幕の内」 464円 → 496円
「石臼挽き蕎麦粉のコシ ざるそば」 367円 → 388円
「セブンプレミアム さばの塩焼」 289円 → 321円
4月5日~
ファミリーマート
クリスピーチキン、ファミコロなどホットスナックの一部商品 3%~12%の値上げ
4月13日~
スターバックス
「ドリップ コーヒー」(トールサイズ) 363円 → 390円(店内)
「スターバックス ラテ」(トールサイズ) 418円 → 455円(店内)
4月26日~
リンガーハット
「長崎ちゃんぽん」 650円 → 680円(関西地方より東と沖縄県)、620円 → 650円(中国、四国、九州地方)
「長崎皿うどん」 680円 → 720円
4月28日~
鳥貴族
フード・ドリンク 327円 → 350円
5月2日~
松屋
「牛めし」(特盛) 650円 → 680円
「牛焼肉定食」 650円 → 690円
「カルビ焼肉定食」 660円 → 730円
5月14日~
餃子の王将
「餃子」 242円 → 264円
「炒飯」 440円 → 473円
グランドメニューのうち14商品
5月31日~
ローソン
「からあげクン」 216円 → 238円
6月1日~
ケンタッキーフライドチキン
「チキンフィレサンドセット」「和風チキンカツサンドセット」 700円 → 740円
「ペッパーマヨツイスターセット」「てりやきツイスターセット」 660円 → 690円
「オリジナルチキンセット」 800円 → 840円
カレーハウスCoCo壱番屋
「ポークカレー」「ビーフカレー」など 33円値上げ
肉類のトッピング 11~22円値上げ
名代富士そば
そば・うどん1玉あたり20円、ラーメン10円、天ぷら類10円の値上げ
やよい軒
「ビーフカットステーキ定食」 990円 → 1090円
「デミハンバーグ定食」 830円 → 850円
ほっともっと
「カットステーキ重」 590円 → 640円
ハンバーグ弁当各種 各10円の値上げ
6月16日~
天丼てんや
「天丼」 500円 → 530円
「天ぷら定食」「天ぷらそば(うどん)」 700円 → 730円
●日用品
1月1日~
コクヨ
ノート、ファイル、ハサミなど文具 平均約8%の値上げ
3月22日~
大王製紙
ティッシュペーパーやトイレットペーパーの「エリエール」など紙製品 15%以上の値上げ
4月1日~
日本製紙クレシア
ティッシュペーパー「クリネックス」トイレットペーパー「スコッティ」など紙製品 10%以上の値上げ
花王
紙おむつ「メリーズ」 約10%の値上げ
6月1日~
アイリスオーヤマ
家電や家具など10%以上の値上げ
●光熱費(東京電力・東京ガスのみ)
3月1日~
電力 283円の値上げ
ガス 222円の値上げ
4月1日~
電力 115円の値上げ
ガス 83円の値上げ
パナソニック
シーリングライトなど住宅用照明器具 約5%の値上げ
直管蛍光灯、丸形蛍光灯 約30%の値上げ
5月1日~
電力 146円の値上げ
ガス 90円の値上げ
6月1日~
電力 60円の値上げ
ガス 24円の値上げ
岩谷産業
「イワタニカセットガス (オレンジ)」 385円 → 440円
カセットガス 約15%の値上げ
●交通・輸送
4月1日~
首都高速道路
上限料金 1320円(料金距離35.7km超) → 1950円(料金距離55.0km超)
ブリヂストン
タイヤ、チューブ、フラップなど 7~10%の値上げ
4月15日~
日本航空
大人普通運賃、往復割引、株主割引 約8%の値上げ
小児普通運賃、JALビジネスきっぷ、eビジネス 約3%の値上げ
6月1日~
日本郵便の国際小包など国際郵便物の一部
6月16日~
メルカリ
「ネコポス」 175円 → 210円
「宅急便140サイズ」 1300円 → 1450円
「ゆうパック60サイズ」 700円 → 770円
●小麦粉・パン
6月20日~
日清製粉
強力系小麦粉 25kg当たり399円の値上げ
中力系・薄力系小麦粉 25kg当たり351円の値上げ
国内産小麦100%小麦粉 25kg当たり415円の値上げ
7月1日~
昭和産業
「天ぷら粉黄金」 344円 → 356円
家庭用小麦粉や家庭用プレミックス 約2~7%の値上げ
ニップン
小麦粉、ミックス 約3.5~11.0%の値上げ
山崎製パン
「ロイヤルブレッド」「超芳醇」「ダブルソフト」など食パン 平均8.7%の値上げ
「ロイヤルバターロール」(6個)「薄皮つぶあんぱん」(5個)など菓子パン 平均4.3%の値上げ
敷島製パン
「超熟」などパンや菓子類 約2~9%の値上げ
フジパン
「本仕込食パン」など 平均6~8%の値上げ
「ネオバターロール」「生ろぉる」など 平均5~9%の値上げ
「特撰メロンパン」「スナックサンド」など菓子パン平均3~8%の値上げ
8月1日~
昭和産業
「スパゲッティ1.6mm結束タイプ」 530円 → 567円
家庭用パスタや家庭用乾麺 約3~7%の値上げ
●食用油
7月1日~
J-オイルミルズ
菜種油製品、大豆油製品、パーム油製品、コーン油製品 60円/kg以上の値上げ
オリーブオイル製品、ごま油製品 120円/kg以上の値上げ
こめ油製品 90円/kg以上の値上げ
アマニ油・えごま油製品 200円/kg以上の値上げ
ひまわり油製品 400円/kg以上の値上げ
昭和産業
菜種油 、大豆油 、コーン油 、パーム油 60円/kg以上の値上げ
オリーブ油 160円/kg以上の値上げ
こめ油 90円/kg以上の値上げ
ひまわり油 90円/kg以上の値上げ
日清オイリオグループ
オリーブオイルやごま油など 5~30%の値上げ
日清オイリオグループ
キャノーラ油やサラダ油など 10%~20%の値上げ
●冷凍・レトルト食品
8月1日~
ニチレイ
「特から」「本格炒め炒飯」など家庭用冷凍食品の一部 約8~約20%値上げ
味の素冷凍食品
「プリプリのエビシューマイ」「野菜たっぷり中華丼の具」など冷凍食品 約6~14%の値上げ
マルハニチロ
「横浜あんかけラーメン」「こんがりと焼いたミラノ風ドリア」など冷凍食品 約5~28%の値上げ
8月15日~
ハウス食品
「バーモントカレー」「ジャワカレー」「北海道シチュー」「完熟トマトのハヤシライスソース」などルウ 約10%の値上げ
「ククレカレー」「カレーマルシェ」などレトルト製品 約5%の値上げ
9月1日~
エスビー食品
「ゴールデンカレー」 332円 → 366円
即席ルウ製品、レトルト製品、パスタソースなど 平均5.0~9.7%の値上げ
●缶詰・加工肉
7月1日~
日本水産
「スルッとふた さば水煮減塩30%」など缶詰、「たらこほぐし」など瓶詰 約5~18%の値上げ
●乳製品
7月1日~
ベルジャポン
「キリクリームチーズ10P」 590円 → 640円
「キリ&スティック1P」 150円 → 170円
クリームチーズ商品12品目 8.4%~14.5%の値上げ
●飲料
7月1日~
伊藤園
ティーバッグ茶・顆粒茶・抹茶 5~12%値上げ
紙パック飲料製品 10%値上げ
「お~いお茶」(250ML)86円 → 95円
「充実野菜」(200ML)108円 → 118円
ペットボトル、缶の野菜飲料製品 4~8%値上げ
缶コーヒー 6~9%値上げ
輸入ミネラルウォーター 12~15%値上げ
「エビアン」(500ML)140円 → 156円
9月1日~
サントリー
「カルロ ロッシ」「フレシネ」など輸入ワイン
ネスレ日本
「ネスカフェ ゴールドブレンド スティックコーヒー 10P」 226円 → 272円
「ネスレ ブライト 260g」 267円 → 338円
飲料製品 約9~27%の値上げ
コーヒーメーカー 約17~35%の値上げ
霧島酒造
「黒霧島」など芋焼酎全16銘柄 約2~11%の値上げ
10月1日~
コカ・コーラ
「コカ・コーラ」(500ML)「綾鷹」(525ML) 151円 → 173円
ペットボトルやボトル缶など小型パッケージ製品 6%~18%の値上げ
アサヒ飲料
「三ツ矢サイダー」「カルピス」「ウィルキンソン」「十六茶」など約4~16%の値上げ
キリンビバレッジ
「午後の紅茶」「生茶」「キリンレモン」などのペットボトル入り商品及びボトル缶入り商品 希望小売価格 6~25%値上げ
サントリー
「サントリー天然水」(2L) 270円 → 292円
「クラフトボス ブラック」(500ML) 173円 → 194円
ミネラルウォーター、コーヒー、炭酸飲料など計165品 6~20%の値上げ
サントリー
「ザ・プレミアム・モルツ」「金麦」「こだわり酒場のレモンサワー」「角ハイボール樽詰」「オールフリー」など酒類、ノンアルコール飲料
伊藤園
茶葉 5~7%値上げ
キリンビール
「一番搾り」「淡麗グリーンラベル」「本麒麟」「氷結」など
アサヒビール
「スーパードライ」「贅沢搾り」「ドライゼロ」など
サッポロビール
「サッポロ生ビール黒ラベル」「ヱビスビール」など
白鶴酒造
「白鶴」「忠勇」など
日本酒約150品目 約5~10%の値上げ
●菓子類
7月1日~
森永製菓
「小枝<ミルク>」「ハイチュウ」「おっとっと」など
森永製菓
「ホットケーキミックス」(600g) 442円 → 475円
「ケーキシロップ」「チョコレートシロップ」 302円 → 318円
「純ココア」 394円 → 421円
ネスレ日本
「キットカット ミニ12枚」 324円 → 356円
7月5日~
ロッテ
「コアラのマーチ<チョコ>」 50g → 48g
「ガーナ板チョコレート」など菓子類 3~9%の値上げ
7月12日~
不二家
「カントリーマアム(バニラ&ココア)」 20枚入り → 19枚入り
「ミルキー袋」 120g → 108g
約5~10%の値上げ
森永製菓
チョコボール各種、ラムネ各種
9月1日~
江崎グリコ
「ポッキー」 162円 → 171円
「カフェオーレ」 114円 → 125円
菓子、飲料、スポーツサプリメントなど157品目 3~24%の値上げ
湖池屋
「カラムーチョ」「すっぱムーチョ」(55g) 145円 → 151円
赤城乳業
「ブラック」「チョコミント」(スティック) 75円 → 86円
「ガツン、とみかん」(スティック)「ソフ北海道ミルクバニラ」「チョコミント」(カップ) 151円 → 162円
「ガリガリ君ソーダ」(7本入り) 378円 → 410円
10月1日~
赤城乳業
「赤城しぐれ」(カップ)「練乳最後まで赤城しぐれ」 108円 → 118円
●外食・コンビニ
7月6日~
ケンタッキーフライドチキン
「オリジナルチキン」 250円 → 260円
「骨なしケンタッキー」「ナゲット3ピース」 250円 → 270円
「クリスピーセット」 760円 → 790円
「ポテトS」 230円 → 240円
7月13日~
ロイヤルホスト
「250g グランスタ― 黒×黒ハンバーグ」 1628円 → 1738円
「ドリンクバー単品」 506円 → 528円
10月1日~
スシロー(郊外型店舗の場合)
黄皿 110円 → 120円
赤皿 165円 → 180円
黒皿 330円 → 360円
●日用品
7月1日~
三菱鉛筆
「ユニスター」1本66円 → 77円
「色鉛筆880」(12色入り) 880円 → 1012円
鉛筆や色鉛筆 27 品目 平均約14%の値上げ
タカラトミー
トミカ「スタンダードタイプ」 495円 → 550円
トミカ「ロングタイプ」 990円 → 1045円
タカラトミー
プラレール「複線曲線レール」「ミニ橋脚」「ニューふみきり」 770円 → 880円
プラレール「E5系新幹線はやぶさ(連結仕様)」「ライト付N700系新幹線みずほ・さくら」 2420円 → 2640円
●光熱費(東京電力・東京ガスのみ)
7月1日~
電力 306円の値上げ
ガス 78円の値上げ
●交通・輸送
10月1日~
日本郵便
本人限定受取郵便料 105円 → 210円
料金受取人払の手数料(後納または私書箱配達) 15円 → 20円
2023年3月頃~
JR東日本
山手線など首都圏のきっぷ、IC運賃 10円値上げ
通勤定期券 1ヶ月280円、3ヶ月790円、6ヶ月1420円値上げ
東京メトロ
運賃を10円値上げ
きっぷ(初乗り) 170円 → 180円
IC(初乗り) 168円 → 178円
通勤定期券 1ヶ月370円、3ヶ月1050円か1060円、6ヶ月1990円か2000円値上げ
東急電鉄
子どもの国線を除く7路線で、通学定期券以外の運賃を12.9%値上げ
きっぷ(初乗り) 130円 → 140円
IC(初乗り) 126円 → 140円
通勤定期券 渋谷-横浜 1ヶ月1400円値上げ
農林水産省は2021年11月30日に「令和元年と比較して食品ロスの量を30万トン減少した」と発表した。
【農林水産省プレリリース】食品ロス量が前年度より30万トン減少しました
食品ロス量は、
事業系食品ロス量(コンビニや外食など)
2018年度 324万トン → 2019年度 309万トン(5%減少)
家庭系食品ロス量(家庭ゴミなど)
2018年度 276万トン → 2019年度 261万トン(5%減少)
としている。
570万トンを国民一人分に換算すると、「1日 約123g」「年間 約45Kg」廃棄している割合となる。一人あたりの食品ロスの量ではアジアワースト1位という不名誉な現状となっている。政府はこの状況を間然するために、2030年度までに2000年度の980万トンと比較して半減させることを目標に掲げている。そのためにはさらに80万トン(16%程度)減らす必要があるという。
食品ロスには次のような問題をはらんでいる。
② 環境負荷による損失(過剰生産による廃棄問題や農薬等の環境問題)
③ 食機会の損失(食事をすることもままならない貧困問題)
「経済的損失」で直接的には自らの家計の問題が大きいが、日本のゴミ処理のコストは約2兆円にもなっており、そのうち食品ロスにおける処理コストは2200億円〜2300億円といわれている。言うまでもなくこの処理にも私たちの税金が使われている。
特に日本は規格に厳密であり、少しでもその規格から外れると市場に出しにくい仕組みとなっている。食品も生き物であり、工業製品のように同じものはつくれない。また気象状況や消費者の購入動向によりどうしても余剰品が発生する。
まだ食べることができるのに期限が切れたため廃棄されているのが現状である。これを変えるには消費者が考えを変えていくことが必要であり、今がチャンスではないだろうか。
自らの経済的損失を減らすためにも、
② 自宅でも期限の切れそうなものや痛みが目立つものを優先して調理する
③ すぐ食べるものは、割引されている期限切れ間近の商品や規格外野菜を購入する④食べる分だけ調理し食べ残しはしない。
一人一人が意識して行動を起こせば、全体として「食品ロス」を抑制し、家庭の購入費用を下げることができる。
東京ガスがスポンサーを務める”junijuni”
ここは期限が間近な商品や、訳あって処分対象になってしまう商品をメーカーから安く買い取り、低価格で販売している。品揃えも豊富で食料品から美容・健康、ペット用品なども扱っている。
このほかにも、規格外野菜の野菜宅配通販サービスなども扱っている所もあり、それらを上手に使うことで「値上げの夏」を乗り切っていこうではないだろうか。
参考
【Japan Data】食品の年内値上げは1万品目突破、原油高・円安で「値上げの夏」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3c9dc377aaa0a43f783e0e6c349b584e24a06d5
値上げの嵐! : 4割超の企業が1年以内に予定―帝国データバンク調査
https://www.nippon.com/ja/japan-data/h01307/
<値上げ一覧・更新>コカ・コーラも、セブンカフェも、トミカも、電気代も…2022年
https://www.tokyo-np.co.jp/article/163227
最新の食品ロス量、過去最少 食品ロス削減推進法が一因か?日本政府に望むこと
https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20211201-00270634
”食品ロス”の現状と”いまから始めるSDGs”4つのことを紹介!
https://miraii.jp/sdgs-47
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