大谷翔平の次なる挑戦は史上初の「規定投球回&規定打席」のダブルクリア。ネビン監督代行は今後も大谷を全面的にバックアップすることを表明し、投手としては今後中5日で登板する予定と語っている。
この記録が達成したなら、ワールドシリーズが始まった1903年以降で史上初となる投打での規定到達となる。
104年ぶりのダブル2ケタ達成の次は、史上初の「規定投球回&規定打席」のダブル到達に挑んでいる。
打者としては8月10日(日本時間11日)に465打席に達しており、残り37打席で2年連続の規定打席(502打席)クリアはできる。
問題は投手としての「規定投球回」で、今季は19試合で111回を投げている。これまで中6日で投球してきたのは、投打二刀流は体への負担が大きいためだったが、今後の残り試合数は50試合しかなく、「規定投球回」の162回に達するためには、どうしても中5日にする必要がある。
今後中5日で回れば9度の先発が可能となり、平均6回投げれば合計165回。何とかクリアできる。昨年の大リーグもで「規定投球回」をクリアした投手は39人しかいないという難易度の高さだ。
大谷も限界がある。104年ぶりに記録に並んだ日のアスレチックス戦では、自打球をすねに受け痛みをこらえながら投げた。アスレチックス戦では右前腕部のけいれんを訴えて代打交代をするなど、すでに満身創痍の状況であることは間違いない。
大谷は「長い回を投げることが(先発として)一つの仕事」と話す。そのためには休養のタイミングは球団と話し合いを重ねてきた。さらに故障のリスクを管理しながら、いかに投打で最大限のパフォーマンスを発揮できるかを考えているという。
だが今季のエンゼルスはポストシーズン進出が絶望的な状況であり、本来ならベテランや故障リスクの高い選手、大谷のような選手は来季に備えて休ませることが通常であろう。
全力プレーが持ち味の大谷にとって、残り50試合は大きなチャンスであり、けがをしないための戦いでもあろう。
他球団の首脳たちにとっては今後の50試合は「故障しないか」と気を揉む日々となる。
先のトレード期限では、資金力豊富な球団を筆頭に10球団以上が大谷獲得に動いたが果たせなかった。早ければ今オフにも、トレード話が再燃するのは間違いない。また来季エンゼルスに残留したとしてもその次の年にはFA権が与えられるため、争奪戦が展開されるのは必至であろう。
すでに大谷の実力は分かっており、獲得を望む球団が彼の獲得に資金を惜しむつもりはなかろう。ならば二刀流に関心を持っている球団にとっては「とにかくケガをせず、さっさと休んでくれ」というのが本音。
ワールドシリーズが始まった1903年以降、「規定投球回&規定打席」でシーズンの規定数に達した選手はこれまでいなかった。あのルースさえも届かなかった前人未到の記録を大谷は目指している。
参考
大谷翔平はエ軍消化試合でも全力プレー 「投打規定数Wクリア狙い」に金満球団ヤキモキ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/309718
大谷翔平、史上初の投打「規定」クリア見えた! ネビン監督代行が方針、残り試合「中5日」登板
https://news.yahoo.co.jp/articles/3513c89d60148989938f76b4b84bac01c368fa6b
大谷翔平、史上初の投打「規定」クリア見えた! ネビン監督代行が方針、残り試合「中5日」登板
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sanspo/sports/sanspo-_sports_baseball_mlb_ZBAXP552LFNODIDO2UIBESWXBQ
大谷翔平、次は「規定投球回&規定打席」に挑む 残り50試合は中5日登板でバックアップ起用
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202208110000538.html
『大谷翔平、史上初の投打「規定」クリア見えた! ネビン監督代行が方針、残り試合「中5日」登板』へのユーザーの意見まとめ
https://hasandanewssougou.blog.jp/archives/17347987.html
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