Eテレ『昔話法廷』は大人が学ぶ教養番組!?役者の本気の演技に脱帽

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Eテレの『昔話法廷』という番組を見たことがありますか?よく知られた昔話や童話をモチーフに、主人公に対しての悪役が登場。争ったすえに、正義の味方である主人公が勝って、めでたし、めでたしといった勧善懲悪ではなく、ヒーロー&ヒロインといえども殺人行為をしたなら、悪人とともに裁判にかけ、その罪の重さを問う法廷ドラマシリーズです。


Eテレがおもしろい

最近のNHKはお堅いイメージを払拭しようとしているようで、例えば『香川照之の昆虫すごいぜ!』では、歌舞伎役者の香川照之に、昆虫の着ぐるみを着せて、ひたすら彼の昆虫愛と知識を披露する番組はよく知られています。
また『植物に学ぶ生存戦略』では、擬人化した植物の生態を山田孝之が真剣に話すという、不定期番組が放送されている。毎回、何種類かの植物を取り上げて、あるかどうか不明な植物の生存戦略と人間の生き方になぞらえつつ、山田が語る……という番組である。放送中はSNSのトレンドに上がってくるほど(笑)

『昔話法廷』とは

そんなEテレの番組に新しく『昔話法廷』が登場した!!みどころは、童話の中で起きた事件を一流の役者が真剣に裁判シーンを演じているため、最初は笑えるのだが最終的には役者の演技力に圧倒され、最後は傍聴人の立場で考えてしまう。それだけ説得力のある番組となっている。
例えば「三匹のこぶた」裁判では、煙突から侵入してきたオオカミを末っ子のこぶたがお湯が沸く大鍋にフタをして閉じ込め殺害した。突然襲ってきたオオカミから自分の命を守るためにやむを得ず殺したのなら正当防衛、それとも煙突から侵入するよう誘導し準備を重ねた上、計画的におびき寄せて殺害したのなら有罪。



ただこのドラマが他のドラマと違うところは、最終的な判決を番組内では放送されない。なぜなら事件を理解して、判決を下すのはこの番組を見た人であり、モラルジレンマを考えさせる教材となっているからだ。
現在、番組は地上波で放送はされていないが、NHK for Schoolのアーカイブにすべての裁判記録が残されている(笑)。
みなさんも一緒に考えてみませんか?

NHK for School『昔話法廷』

昔話法廷 | NHK for School
判決の出ない異色法廷ドラマで、“ 考える力”を養う!


参考:
本当に子供向けの放送ですか…⁉Eテレ『昔話法廷』の革新性
https://news.yahoo.co.jp/articles/2586dc8999dcc5c93cc1e417a4409b8036039271
NHK Eテレ「昔話法廷」 「役者の演技がとてつもなく熱い」とウォッチャー〈週刊朝日〉
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7dd2627edde57e9f630750e4b894b3eb051735b

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