3度目の緊急事態宣言 不可避の中コロナ接触確認アプリのAndroid版「COCOA」がやっと普通に使えるようになった話

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コロナが猛威を振るい、まん延防止等重点措置を実施している都市が10都府県あるが、4月21日 17時の報道では、3都府県に3度目の緊急事態宣言を出す方向で調整されています。その後の報道で東京を含む4都府県に拡大され、週末からつよい規制がかかる可能性が高くなっています。

厚生労働省は、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の最新版(バージョン1.2.3)を公開しました。Android版の接触確認アプリ「COCOA」で新型コロナの陽性者との接触がユーザーに通知されない不具合が見つかった問題で、厚生労働省は4月21日、不具合を解消した修正版をリリースし、厚労省はユーザーに最新版へのアップデートを呼び掛けています。

どこが変わったのか

修正版となる「1.2.3」では、従来の「1.2.2」以前のバージョンで必要だったアプリの再起動が不要になり、陽性者と接触があれば正常に通知されるようになったようです。ただ、バッテリー消耗を抑制するため、バックグラウンドでのアプリ稼働を停止する「省エネモード」「節電モード」などが作動していると通知が遅れる可能性があり、「COCOA」を省電力機能の対象から外すなどの対応をユーザーがするよう求めています。


省電力モードにするときの注意点

「COCOA」ではBluetooth LEと呼ばれる機能を使ってほかのスマートフォンとデータをやり取りをします。Bluetooth LEは消費電力を低く抑えられる仕様で、「COCOA」が常時起動していても、スマートフォンの通常利用に対するバッテリー消費がとても小さくなるよう設計されています。しかしバッテリー消費を抑える機能を使う場合でも、常時ONにするのではなく、電池容量が少なくなった場合のみONにする設定をするのがおすすめです。

新型コロナの現状

新型コロナウイルスの猛威が止まりません。今日(4月21日)現在、全国で2625人の感染が発表されています。また、北海道で7人、兵庫県で4人、大分県で1人、奈良県で1人、宮城県で1人、山形県で1人、広島県で1人、愛媛県で1人の合わせて17人の死亡の発表がありました。国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め54万4879人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて54万5591人となっています。また亡くなった人は、国内で感染が確認された人が9741人、クルーズ船の乗船者が13人の合わせて9754人です。



4月21日 17時57分のNHKの報道で、日本医師会の中川会長は「3度目の緊急事態宣言は不可避の状況だ。これまでのような自粛を基本とした対策では限界にきている。国民の安心・安全のためには、緊急事態宣言の発令をちゅうちょしている場合ではない」と指摘しました。そのうえで「東京もまもなく大阪と同じような指数関数的な増加が見込まれるが、そういう状況になれば大型商業施設やイベントなどを休業するという厳しい宣言も必要だ」と述べています。さらに「変異株が全国的に拡大していることを考えると全国的に宣言を発令するということもありだと思う」と述べ、今後の感染状況によっては全国的な宣言の発出も検討する必要があるという考えを示しました。
未だに十分な量のワクチンが日本に入っていないので、一人一人がこれまで以上の注意をするよう心がけましょう。

参考:
Android版「COCOA」、バックグラウンドで接触確認できない不具合を解消
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1320204.html
厚労省、Android版「COCOA」をアップデート 通知の不具合を解消、“1日1回再起動”が不要に
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2104/21/news123.html
新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
【国内感染】新型コロナ 17人死亡 2625人感染確認 (21日16:30)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210421/k10012987841000.html
新型コロナ対策「3度目の緊急事態宣言 不可避」日本医師会会長
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210421/k10012988611000.html

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