「エコに取り組もう」と呼びかけると「硬い話」「我慢が必要」と身構えてしまうが、ニューヨークには楽しくエコを訴えるエコラッパー、ヒラ・ザ・キラー(Hila The Killa)がいる。
【TikTok】hilathekilla
32歳のヒラ・ペリー(ヒラ・ザ・キラー)は、地球儀に見立てたスパンデックス(ポリウレタン弾性繊維)で覆われた球体を纏い、地球について、そして気候変動や汚染から地球を救う方法についてラップしている。
彼女はニューヨークのストリートミュージシャンの一人。他のミュージシャンと大きく違うのは、環境問題を衣装や歌で表現し、生活においてもエコバッグの持ち歩きは当然としながら、飲み物はマイボトルに、ごみを出さないため穀物は瓶に移し替え、ごみはある程度溜まるまで冷凍し、ミミズ(マイペットと可愛がっている)を使った自家製たい肥を作りのど、徹底している。さらに町に落ちているごみも一人で回収し、海に流れ出すことをさせない取り組みも行っているという。
それは彼女が14歳の時に1週間砂漠で生活したサマーキャンプがきっかけとなり、地球の大切さを意識したためだったという。
「私にとっては、地球が全て。人々には私を『地球アイドル』として見る以上に、地球のためにしたいことは何でもできるという自信を持ってほしい。だから、何か素晴らしいことをするためには、教育がとても重要になります。それは私たち、コミュニティー、街についての教育です」
「私は自分の故郷であるここニューヨークにいることに情熱を持っています。そして、この街をエコシティに変えることができると信じていますし、そのプロセスを始めることができるかもしれないと思っているのです」と話す。
彼女の活動の様子はTikTokやYoutubeで配信されている。
@hilathekilla Most viral video of 2021 🌎 here’s to street performing as #Earth in 2022 !
タイムズスクエアでカーディ・Bの『WAP』をパロディーした『Wet Ass Planet』をラップする動画
@hilathekilla I’m OK ! Bless the cutie who yelled “planet” even though I never said “wet ass” I was in shock !! 🥲
House of Yesというライブハウスで、天井からつるされたひもを持ち、ステージ上に浮いた地球のごとく回りながら『Wet Ass Planet』を披露していた彼女が、握力を失って観客の中に倒れ込むという動画
彼女は「(地球の衣装は)一般の人が思っているよりずっと難しもの」と認め、「とても大きいので、常に何かにぶつかってしまいます。私の手は思うように動かないし、中はちょっと暑いんです」と言う。
彼女のようなことは誰にでもできることではないが、彼女の生き方や楽しくエコに取り組む意識を、自分の生活の中に取り入れていきたい。
原文:
https://www.timeout.com/newyork/news/this-brooklyn-based-eco-rapper-is-on-a-mission-to-save-the-planet-041822
参考
ニューヨークのアースデー、地球コスプレのエコなラッパーに注目
https://www.timeout.jp/tokyo/ja/news/eco-rapper-hila-the-killa-042022
【インスタ】hilathekilla
https://www.instagram.com/hilathekilla/
【Youtube】hilathekilla
https://www.youtube.com/c/hilathekilla
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