エンゼルスに深刻な問題が浮上! 来季の大谷翔平はエンゼルスにいない可能性も

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大リーグでは大谷翔平の話題が途切れることがない。6月21日(現地)には今季4度目の1試合2ホームランを打ち、自身最多の8打点を記録した。また6月22日(現地)では、チームのブルペン状況を理解し続投直訴。自己最多に並ぶ8回を投げ、メジャー自己新の13奪三振をマークするなど、男気を見せ「エース」の貫禄を発揮している。

しかしエンゼルスには切迫した問題が存在する。それは来季の契約更新で大谷に満足させるだけの年俸を払えないかも知れないことだ。

エンゼルスは西地区3位、大谷も踏みとどまっている、

現在、エンゼルスは西地区3位の34勝38敗、勝率.472。
大谷は勝利部門の9位(6勝)で、1位には8勝のマノアー、タイロン、バーランダーなどが並んでいる。
また防御率部門では規定に達していないため順位はハッキリしないが、防御率2.90の10位相当と言われている。



ホームランは15本で9位、1位はヤンキースの27本と大きく水をあけられている。しかし投手としてのホームラン数としては別格であり、どこまで伸ばせるかが楽しみである。
奪3振部門は5位の90奪3振で、1位はマクラナハンの113奪三振がトップ。
投球回数部門はDHでの出場もあり、28位の68.1回(12登板)にとどまった。1位はペレスの87.1回(14登板)
2刀流で活躍しているが一時期全く打てず、審判の判定ミスが続くなど、不運が続いた。

「UMPスコア」が球審の判定を「最悪のコール」と診断

米スポーツデータ分析会社「UMPスコア」が23日、前日22日(日本時間23日)のMLBの各試合を担当した球審の判定正誤率を公開し、エンゼルス-ロイヤルズ戦では大谷翔平投手(27)が打席でワーストの判定ミスを受けたと分析している。
22日の先発登板で8回まで108球を投げ2安打無失点、1四球、メジャー自己最多を更新する13奪三振で今季6勝目(4敗)を挙げた。
この試合の球審を務めたゲーブ・モラレス(37)は判定の正確性94・01%で優秀評価だったが、判定ミスが10球あった。



そのうち最も重大な判定ミスと指摘されたのが、大谷が1-0の僅差で打席に入った7回1死一塁、フルカウントからの6球目。
外角に外れた球をストライクと判定したものだったという。
同社は公式ツイッターで「モラレス審判は全体的に素晴らしかったが、最悪のコールをその瞬間に最も輝いていた男、ショウヘイ・オオタニにしてしまった」と評している。

以前より大リーグの不正確な判定に対して、AI判定を行う動きがある。人間である以上、ミスは付きものだが、打者・大谷の目は審判以上に正確なことも多い。

オールスターファン投票第1回中間発表

6月21日(現地)、大リーグ機構(MLB)は7月19日にドジャースタジアムで行われるオールスターゲームの先発野手を決めるファン投票の第1回中間発表を行った。

◆ア・リーグ
一塁 ウラジーミル・ゲレロ(ブルージェイズ)94万7045票
二塁 ホセ・アルテューベ(アストロズ)71万708票
三塁 ラファエル・ディバース(レッドソックス)72万7669票
遊撃 ボー・ビシェット(ブルージェイズ)58万5744票
捕手 アレハンドロ・カーク(ブルージェイズ)105万7008票
外野 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)151万2368票
外野 マイク・トラウト(エンゼルス)129万5854票
外野 ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)62万2063票
DH ヨーダン・アルバレス(アストロズ)83万5669票
※エンゼルス大谷翔平投手はDH2位の55万5056票を獲得。



◆ナ・リーグ
一塁 ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)93万441票
二塁 ジャズ・チザム(マーリンズ)63万4763票
三塁 マニー・マチャド(パドレス)96万9582票
遊撃 トレイ・ターナー(ドジャース)81万1839票
捕手 ウィルソン・コントレラス(カブス)80万1630票
外野 ムーキー・ベッツ(ドジャース)144万6050票
外野 ロナルド・アクーニャ(ブレーブス)139万8563票
外野 ジョク・ピダーソン(ジャイアンツ)63万584票
DH ブライス・ハーパー(フィリーズ)105万9433票

エンゼルス軍からはトラウトが3枠ある外野手部門で2位、大谷はDH部門でアストロズのアルバレスに差をつけられ2位となっている。

エンゼルスの苦しい台所事情

大谷翔平投手は来季終了後にフリーエージェント(FA)になる。FA後の大谷の新年俸はMLB史上最高額になると予想され、すでにライバル球団幹部には年俸5000万ドル(約66億9898万円)というMLB史上最高額での契約の可能性さえも囁かれている。さらに現在の活躍が続くようならそれに“相応しい年俸”として6000万ドル(約80億4249万円)という衝撃の数字も上がっているほどだ。
ニューヨーク・ポスト紙には大谷に対して「国際的な怪物」「ユニークなスター」都の見出しをつけ、「現在MLB最大のお買い得選手」と注目。「国際的な怪物で、メジャー平均年俸の500万ドルで、前人未到の偉業を成し遂げたユニークなスーパースターだ。だが、総年俸が高騰しているエンゼルスにとっては、オオタニが経済的な問題になりつつある」と分析している。

エンゼルスはすでにマイク・トラウト外野手、アンソニー・レンドン内野手、クローザーのライセル・イグレシアス投手とも長期の大型契約を結んでおり、経済的な問題を抱えつつある。これに大谷が加わると球団維持に大きな負担となりジレンマを抱えている。記事ではライバル球団のGMの発言を紹介し、大谷に対して4年総額2億ドル(約268億円)のメガオファーを提示するチームは複数存在するだろうと報じているという。

来季の大谷はどこの球団に??

米スポーツ専門局「ESPN」は「アーロン・ジャッジはクイーンズか? ボストンか? MLB最大のフリーエージェントになりそうな選手を巡り、ヤンキースに挑戦する可能性のある7チーム」との見出しで記事を掲載。ヤンキース主砲の新天地を占う特集の中で、大谷の新天地候補が登場している。
挙がった球団は、1兆円を超える資産を持つとされるスティーブ・コーエン氏がオーナーを務めるメッツ。この潤沢な資金で欲しい選手を集めてきたが、ヤンキースのトップ選手であるアーロン・ジャッジの争奪戦に参加しない可能性があるという。



その要因として大谷翔平の名をあげ、現在のメッツのGMは大谷がエンゼルスに入団したときのGMであり、彼とは旧知の間柄である。またメッツは東地区1位の強豪で、大谷が求めている「勝てるチーム」である。年俸も大谷が満足する金額であれば、エンゼルスに思い入れがない限り他球団への移動はあり得ること。シーズン終了後に大谷がFAを行使するようであれば積極的に獲得に動くようである。
今後半年で大谷がどこまで活躍するかを期待を持って見守っていきたい。

参考
【投手部門】大谷翔平は何位? 2022年MLBア・リーグ投手成績ランキング
https://www.baseballchannel.jp/mlb/125657/
MLB順位・成績
https://baseball.sports.smt.docomo.ne.jp/mlb/standing/a_hr.html
大谷翔平 今季4度目の1試合2発!6回14号3ラン&9回“起死回生”15号同点3ラン、自身最多8打点
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4aa8eb6615d4e80527e7118faf740b5f65bbd58
【打者部門】大谷翔平は何位? 2022年MLBア・リーグ打撃成績ランキング
https://www.baseballchannel.jp/mlb/125640/
【MLB】大谷翔平「NO ME!(オレが行く)」チームのブルペン状況を理解し続投直訴 エースの対応に指揮官も大絶賛
https://www.chunichi.co.jp/article/494855
大谷翔平の打席で球審が重大な判定ミス?「最悪のコール」23日試合の判定正誤率を分析会社公開
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202206240000184.html
MLBオールスター第1回中間発表 大谷翔平はDH2位 ヤンキース・ジャッジが全体1位/一覧
https://news.yahoo.co.jp/articles/4bff6a18610595633078c7d1f6a2469b653eb55a
大谷翔平は年俸80億円が相応しい? NYポストが大胆試算「エンゼルスには経済的問題」
https://the-ans.jp/news/248442/
大谷翔平、来季の新天地候補「メッツ」が浮上 米記者解説「切迫した理由が存在する」
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd84ef3703591e5f57c6f9d2150a63ab00039036

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