中居正広が岩橋玄樹のジャニーズ退所について思いを語る(パニック障害とは)

健康

タレントの中居正広が、4月4日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』(毎週日曜 前10:00)に出演し、3月末でジャニーズ事務所を退所した人気グループ「King&Prince」、岩橋玄樹の脱退について語った。

中居は、自身のグループ時代の活動を振り返り「小さい会場からやらせてもらって、大きくなって…でしたけど、今の若い子たちは急にドームとかなので、ちょっと現状を理解するのに時間がかかるんじゃないかな」と指摘。「メンタル的なものなんて数値で現れるわけではないですし。目盛りがないので、判断しにくい部分があって、待たせることの方がプレッシャーになったのかな」と岩橋の気持ちを推察した。

岩橋が幼少期からパニック障害を患っていたが、2018年のCDデビューで環境が大きく変化したことから悪化し、「この状況に直面し、将来ある一人の若者の人生として考えたときに、たとえデビュー直後の大切な時期であったとしても、目の前のことを優先して将来の可能性を失うことがあってはならないと考えました」と休養理由を改めて伝えた。2019年には3枚目シングル「君を待ってる」で一部の芸能活動の再開を発表したが、再度不安定な状態となり、同年2月に活動再開の見送りを発表した。



そんななか、岩橋は4月1日に公式インスタグラムを開設。自身の写真と共に「ティアラ(ファンの名称)の皆さん」と題した長文を掲載。
『皆さんの事は決して忘れません。約11年間、応援してくれて本当にありがとうございました。これから新しい道に進んでも本当に心の底からティアラの皆さんを愛してます』
と改めてメッセージを送った。キンプリメンバーにも
『5人はどんな時も僕の事を考えてくれ、励ましてくれて、最後の最後まで寄り添って、僕の意見を尊重してくれました。King&Princeは素晴らしいメンバーと、素晴らしいファンのいる、世界1のグループだと思っています』
と記した。ある意味、消息が分からない状態だった岩橋の近影に多くのファンが歓喜しているが、一方で複雑な声も聞かれる。
30代女性ファンからは「インスタをやってくれるのは嬉しいですが、注目されることで、彼の負担にならないか気がかりです。まずはカラダを治すことが先決な気もしています」とも。
すでにインスタのフォロワー数は78万人を突破。早くもインフルエンサーの仲間入りが出来そうだが、今はとにかく、体調の回復につとめてほしいと願っている。
Johnny’s net【弊社所属タレント岩橋玄樹(King&Prince)に関するご報告・岩橋玄樹(King&Prince)よりご報告】
https://www.johnnys-net.jp/page?id=text&dataId=2057&artist=41

パニック障害とは

パニック障害は、ストレス性の不安症や神経症、あるいは心の病気と思われていたが、最近の研究などから、パニック障害の原因は、脳内神経伝達物質(脳内ホルモン)のバランスの乱れであることがわかってきた。特にセロトニンノルアドレナリンが関係していると考えられている。もともとセロトニンは、ほかの脳内神経伝達物質の情報をコントロールし、精神状態を安定させる働きがあり、ノルアドレナリンは、不安や恐怖感を引き起こし、血圧や心拍数を上げる働きをしている。
脳内神経伝達物質の乱れと聞くと、特殊な病気と思われがちだが、100人に3人程度の比率で、だれでも起こりうる病気で、働き盛りの年齢の人が、ある日突然強い発作におそわれ、ショックを受けることがあり、心臓疾患を心配したり、再発の不安から外出できなくなるなど、日常生活に支障をきたすことも多い。発作を経験したら、早めに病院(心療内科や神経科、精神科)を受診し、適切な治療と生活指導を受けることが大切。


パニック障害の発作

パニック障害の症状には、「1.パニック発作、2.予期不安、3.広場恐怖」という3つの特徴がある。

1.パニック発作
発症のきっかけとなるのが、「パニック発作」で、なんの前ぶれもなく、いきなり次のような症状が起こる。
①心臓のドキドキがはっきり感じられるほど強くなる。
②呼吸が速まり、息ができない感じがする。
③胸に痛みを感じる。
④冷や汗が出たり、からだがふるえたりする。
⑤めまいやふらつきが起こる。
⑥からだがふわふわしたり、頭がぼんやりする。
⑦吐き気や腹部などに不快な感じがする。
発作はかなり強く、死ぬのではないかと不安になる人が少なくない。通常30分~1時間程度でおさまるが、繰り返し発作が起こり、回数も月1だったものが進行するにつれ2回、3回と増える傾向がある。一般に女性に多いといわれているが、男性は恥ずかしがって受診しない人が多いため、男性の患者もかなり多いと推定されている。
2.予期不安
「予期不安」とは、パニック発作を繰り返すと、また起こるのではないかという恐怖感をもつようになることを指す。予期不安には、死への恐怖だけでなく、ほかの病気(心臓疾患など)の心配、発作を起こしたときの不安(恥ずかしい、助けてもらえない、他人に迷惑をかける)など、さまざまな感情が入り混じっており、パニック障害の人の多くが予期不安を経験する。
3.広場恐怖
予期不安がエスカレートし、自分が発作を起こした場所に恐怖感をもつようになるのが「広場恐怖」。広場というのは、人が大勢いる場所といった意味で、実際には患者ごとに恐怖感をもつ場所は異なる。症状としては、電車やバスの車内で発作を起こしたために、乗り物を避けるようになったり、デパートで発作を起こし、デパートに買い物に行けなくなる状態で、広場恐怖がさらに進行すると、外出ができなくなり、仕事や日常の買い物にも行けず、家に引きこもるケースもみられ、うつ状態になる人もいる。
このようにパニック障害は、発作にはじまり、放っておくと、発作の繰り返し→予期不安→広場恐怖へと、重症化するのが一般的な傾向といわれている。



パニック障害は治る

パニック発作を経験すると、多くの人が強い不安感や死への恐怖感をもつようになるが、パニック発作は命にかかわるものではないということを認識し、適切な治療を受ければ治る病気病院では、パニック障害と診断されると、発作を抑え、不安を軽減・解消するための治療が行われる。最近ではセロトニンに作用する薬が効果的であることがわかり、副作用の少ない治療薬として使用されるようになっている。

参考
中居正広、ジャニーズ退所の岩橋玄樹にコメント「待たせる方がプレッシャーになったのかな」
https://www.sanyonews.jp/article/1116265
元キンプリ・岩橋玄樹 秒速インスタ開設にファンから「心配の声」
https://friday.kodansha.co.jp/article/172869
パニック障害って、どんな病気?(OMRON)
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/43.html

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