南極から剥がれ落ちた全長150Kmの巨大氷山が北上中!生態系に深刻な影響が出る可能性

環境
全長150Kmの巨大氷山が北上中

東京23区の9倍の面積、厚さは東京タワーに匹敵する大きさの巨大氷山が南極から剥がれ落ち漂流しているのをご存じでしょうか。
12月2日にYAHOOニュースにも掲載された話題ですが、南極大陸のラーセンC棚氷の一部が2017年7月12日、南極大陸から分離したことを英スウォンジー大学を中心とするチーム「MIDAS」が発表した。米航空宇宙局(NASA)の観測衛星「Aqua MODIS」でも分離が確認された。そして同年9月7日に漂流を開始したことが分かった。
氷山が分離し海洋に流出することはあるが、これほど巨大な氷山が海流に乗って英領サウスジョージア島に衝突することになれば、海鳥やペンギン、アザラシなどの繁殖地に深刻な影響を及ぼす。
過去にもサウスジョージア島付近に氷山が漂流し、2004年にはおびただしい数のアザラシの子どもや若いペンギンの命を奪っている。また2018年にはジャマイカ島ほどの大きさの氷山が18年にわたり南氷洋を漂った末に、赤道近くで砕け散るという出来事があった。
今回の氷山は「A-68A」と呼ばれ、全長94マイル(約151km)、幅30マイル(約48km)ほどの「A-68A」はサウスジョージア島全体とほぼ同じ大きさで、このままでは20年12月ごろ島にぶつかると見られている。


グリーンランド3大氷河が温暖化の最悪の筋書き

さらにグリーンランド3大氷河が温暖化の最悪の筋書きよりも速いペースで融解する恐れが出ていると研究者が語っている。
これは2020年11月17日に英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表され、これらの氷河は、海面を約1.3メートル上昇させるのに十分な量の氷水を有しているそうである。
国連の「気候変動に関する政府間パネル」が発表した、温暖化ガスの排出量が最も大きいシナリオ「RCP8.5」に基づいたモデルからは、この3大氷河の融解により、2100年までに海面が9.1から14.9ミリメートル上昇する可能性があることが示唆されている。しかし、研究チームはRCP8.5シナリオで予測されている気温の上昇幅は、20世紀中の上げ幅の4倍超だと指摘。3大氷河の融解量は、これまでの予測の3~4倍になる可能性があると述べている。


温暖化が原因なのか!?


「A-68A」の分離と気候変動の関連を示す確からしい証拠はまだ見出されていない。しかし地球全体が温暖化しているため、棚氷や氷河が崩れやすくなり海に落ちているのではないかと考える研究者も多い。世界各国の本腰を入れた対策をいま打ち出さなければ今以上の災害が起きるのでは無いだろうか。

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私たちが出来る取り組みとは

私たちに出来るエネルギーの削減には2つあり、それは家庭や職場で使う電気やガスなどのエネルギーを削減する「直接的な削減」と、食品や家具などの製造・輸送・廃棄に関わるエネルギーを削減する「間接的な削減」が考えられます。
「直接的な削減」は最新の電気製品(LED照明や最新エアコン)やエネファームなどの給湯器に買い換えることで省エネをします。また「間接的な削減」では、長持ちをする家具や買った食品は全て食べきる「フードロスレス」です。ロスを無くすことは、3つのエネルギー削減に繋がります。それは①製造時のエネルギー削減、②輸送のエネルギー削減、③廃棄時のエネルギー削減です。最近は街にもフードロス削減ショップがあります。

品質には問題ないけれど、「賞味期限間近品」や「パッケージ変更品」「過剰生産品」といった理由で廃棄対象となってしまうような食品や日用品を売っています。すぐ食べるのであれば全く問題はありません。安く買え、フードロスに繋がることは先に挙げたようにエネルギーの削減になります。
皆さんも自分に出来る取り組みを今から始めませんか。



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