侍ジャパンの4番!広島の主砲「鈴木誠也」が大リーグへの挑戦は決定的に

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広島の主砲「鈴木誠也外野手」が今シーズン終了後、ポスティングシステムを利用して大リーグに挑戦することが決定的になっていることが明らかになった。すでに球団側とは話がついているものと思われ、ポスティングに必要な検査・メディカルチェックを行う手続きに入っている模様。代理人の選定も済ませており、プロ野球全日程終了後、正式発表を行う方向であると伝えられている。

海外でも大きく取り上げられている!

各国メディアもこのニュースに注目している。ベネズエラの野球サイト、エル・フィルデオは「鈴木誠也を紹介しよう。日本のスターは2022年にも大リーグへ」の見出しで特集。「鈴木誠也は近年の日本で最高の打者と目されており、2022年に大リーグへ行く」と、既にメジャー挑戦を既定路線として報じた。



さらにカナダのフランス語圏の大リーグニュースサイト、パッションMLBも「鈴木誠也は来年に大リーグでプレーする可能性がある」と報道。米移籍情報サイト、MLBトレードルーモアズの「広島、鈴木誠也の大リーグ移籍のため、ポスティングシステムを利用する可能性も」とのツイートを添付した上で、「彼の名前は、既に日本プロ野球で最高の価値がある選手の1人として取り沙汰されている」と伝えている。

侍ジャパンの4番での活躍も

海外の目が彼に注がれているのも、東京オリンピックで侍ジャパンが優勝したことも大きい。海外のニュースには「FAとして、世界中のどのチームとも交渉が可能だ。長打力があるホームランヒッターで、同時に間違いなく率も残せる」とも書かれている。
さらに大リーグ選手も反応している。メジャー通算282発を誇るオリックスのアダム・ジョーンズ外野手(36)がツイッターに鈴木のメジャー挑戦が決定的になったとの記事を添付し、「This is huuuuge(こいつは特大ネタだ)!」と興奮。「正直なところ、あいつは大リーグでプレーできると思う」とつづった。


今季の成績(10月25日現在の成績)
試合数 129
打席 528
打数 431
安打 137
打率 .318
得点 77
本塁打 38
打点 87
得点圏打率 .294
出塁率 .434
長打率 .643


昨季は打率.300、25本塁打をマークし、5年連続となるベストナインを獲得。外野守備ではリーグトップの8補殺を記録するなど、攻守でハイレベルな成績を残している。
今季も打線の中軸を担い、打率.318、得点圏打率.294、出塁率.434、長打率.643は日本や球界屈指の成績だといえる。
ではメジャーで活躍の松井 秀喜氏(星稜出身)と筒香 嘉智(横浜出身)との違いを比較すると、

◎鈴木 誠也
129試合出場 打率.318(431打数137安打)
38本塁打 87打点 出塁率.434 長打率.643 OPS1.086



○松井 秀喜
140試合出場 打率.334(500打数167安打)
50本塁打 107打点 出塁率.461 長打率.692 OPS1.153
○筒香 嘉智
131試合出場 打率.272(464打数126安打)
29本塁打 79打点 出塁率.388 長打率.511 OPS.899

まだシーズン中であるため直接比較は難しいが、現時点でも当時の筒香の成績を上回っている。この事からも海外から熱い視線が注がれるのは当然と言えるかも知れない。

米最大のトレード情報サイトも注目

米最大のトレード情報サイト「MLB Trade Rumors」は10月22日、鈴木誠也選手のメジャー挑戦に関する産経新聞の一報を取り上げ、「もし実現すれば外野手市場で最も魅力的な選択肢の一つとなる」とした。鈴木選手については、27歳という若さや、長打力・三振率の低さ・高い守備力から、過去にMLBに挑戦するも期待に応えられていない日本人外野手陣とは異なるという認識を示されており、MLBスカウトも「ファイブツール・ガイ」「ここ数年の日本で最高の選手」と高く評価している。



ポスティングによる大リーグ挑戦が実現すれば、広島では15年オフ、ドジャースに8年総額2500万ドル(約27億円=金額は推定)で移籍した前田健太投手(33=ツインズ)以来となる。19年オフには菊池涼がポスティングによる大リーグ挑戦を発表したが、大リーグ複数球団との交渉がまとまらず、12月27日に広島残留を表明。年俸3億円プラス出来高の4年契約を締結している。

鈴木に対する大リーグ30球団の評価

直近の日本人野手の移籍条件を参考にすると、

・年俸ベースで6億~7億円で3年契約が基本。
・2020年1月に海外FA権を行使し、西武からレッズに移籍した秋山翔吾外野手は3年契約の総額2100万ドル(約22億円)。
・2019年12月、ポスティングを利用してDeNAからレイズに移籍した筒香嘉智外野手(現在はパイレーツ)は2年契約の1200万ドル(約13億円)。




すでに鈴木に対しては、ロイヤルズ、レイズ、フィリーズ、マリナーズ、レンジャース、ブルージェイズなどが興味を示しているという。
戦力的には「レギュラーの外野手、6番~7番打者」というのが想定される。
鈴木が抜けるとカープ戦力がダメージを受けるかも知れない。しかし大リーグ挑戦は今しかできないかも知れない。であるなら、大リーグでの鈴木の活躍を見てみたいとも思う。全ては本人はもとより、広島カープの決断にかかっている。

参考
鬼筆のスポ魂 カープ主砲・鈴木のメジャー挑戦は決定的 いま心技体のピークに 植村徹也
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4ec72768f078bf4116379d7bd5bb1637c8bcdd0
「近年の日本で最高の打者」広島・鈴木誠也のメジャー挑戦に米メディアが注目
https://www.chunichi.co.jp/article/353835
「正直なところ、鈴木誠也は大リーグでプレーできる」 メジャー通算282発のオリックス・ジョーンズが太鼓判
https://www.chunichi.co.jp/article/352808
鈴木誠也選手についてメジャーのスカウト「ここ数年の日本で最高の選手」「ファイブツール・ガイ」
https://akinomono.jp/e/carp-players-news-suzuki_seiya-2021-blog-entry-21281
鈴木誠也 成績
https://baseball.sports.smt.docomo.ne.jp/team/member/1200069/stats_02.html
メジャー挑戦が決定的な広島・鈴木 松井など強打者のNPB最終年の成績は?
https://news.yahoo.co.jp/articles/7eda2e72bbe1ac70ad342dcf71800c5d314e21e8
侍ジャパン鈴木誠也4番復活弾の舞台裏「勇気もらいました」恩師に本音
https://www.nikkansports.com/baseball/news/202108120000586.html

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