カブス・鈴木誠也の本領発揮はこれから 鈴木を含む1試合3タイプのホームランは147年のメジャー史で初

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カブスの鈴木誠也は7月4日(日本時間5日)、敵地・ミルウォーキーでのブルワーズ戦で、「4番・右翼」で復帰。39日ぶりにメジャー出場を果たした試合で第5号となるランニングホームランを放った。

一時は鈴木の能力を疑うような噂も流れたが、それを一掃するに十分な能力を発揮し、周囲のド肝を抜いた。

鈴木の「走・攻・守」を魅せた試合

この試合、1-1の同点で迎えた9回1死走者なしの状況で、ブルワーズの絶対的クローザー左腕ヘイダーの時速95マイル(約153キロ)の速球をジャストミートした鈴木。
打球はライナーで中堅やや左のフェンスを直撃。不規則に跳ね返り、外野を転々とする間に、鈴木は快足を飛ばして本塁に滑り込み、勝ち越し点をもぎとった。鈴木がベース1周に要した15・4秒で、大リーグ公式サイトによると、今季大リーグで出た7本のランニング弾のうち3番目のタイムだったという。



元巨人エースで、メジャーでも活躍した上原浩治氏が7月5日(日本時間)早朝、自身のツイッターを更新。メジャー復帰戦でランニングホームランを記録した鈴木誠也外野手の打撃力と勝負強さを称賛している。この試合でホームランを含む成績は、4打数2安打1打点を記録している。

上原氏は「復帰戦でカブス…鈴木選手 今日から復帰!! いきなり… すげぇ! ブルワーズのヘイダーからホームラン しかも、ランニングホームランって…」と投稿。相手投手はメジャーを代表する守護神のヘイダー投手であったことを受け、「ヘイダーって選手、ほんまに凄いクローザーなんですよ」とツイートし驚きを隠せなかった模様だ。それもそのはず、今季25セーブ、通算121セーブを誇る投手だったのだ。



ただ日本の球場と違いメジャーには、外野のフェンスが不規則に跳ね返る歪な球場が多く、「MLBの球場は、歪な形をしてる球場が多いから、跳ね返りの捕球が難しいのかなぁ」と要因を分析している。

この試合は147年のメジャー史初が誕生

この試合は鈴木の「ランニング本塁打」、ベラスケスの「メジャー初本塁打」、カラティニの「サヨナラ本塁打」が飛び出しているが、米データ専門のスタッツ社によれば、1試合で種類の違う3タイプのホームランが放たれたのは、「147年のメジャー史でも初」というまれな記録だった。



デービッド・ロス監督は待望久しい鈴木の復帰に「誠也のような実績ある選手が戻ってきたことは喜ばしい。楽しみだ」と期待を表している。

参考
カブス鈴木誠也、復帰戦いきなりランニング本塁打! 記録を調べると『147年のメジャー史で初』の珍試合だった
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cc4b56db690cbb93d6a869960bafc069d176814
カブス・誠也 「4番・右翼」で36試合ぶり復帰
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/07/04/kiji/20220705s00001007144000c.html
カブス鈴木誠也「4番右翼」復帰戦で5号ランニング本塁打 左手薬指負傷から回復し先発出場
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202207050000060.html
上原浩治氏 カブス鈴木のランニング本塁打に驚き、称賛「ほんまに凄いクローザーなんですよ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/97582d2149ca08ba97be11fd329ef64a0ed0c3e8

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