鈴木誠也のメジャー移籍先本命はレッドソックス?マリナーズ?それとも大穴カブス?

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広島から昨年11月にポスティングを宣言しメジャー移籍を目指す鈴木誠也外野手(27)の移籍先が宙に浮いている。昨年12月にMLBの労使交渉が決裂し、ロックアウトに突入したためだ。そのため鈴木誠のポスティングも交渉が停止している。
自主トレを続けている鈴木誠也にとっても働き場所が決まらない現状はストレスが溜まっているのではないか。MLBは1日も早く決着をつけて欲しいものだ。

MLBロックアウトの状況

昨年12月にオーナー側と選手会の新労使協定を巡る話し合いがもたれたが決裂し年を越した。1月24日(現地時間)から2日連続で交渉に及んだ両者は、当初の要求から大幅に譲歩はしながらもお互いの溝は埋まらず、いまだに合意していない。
交渉がまとまらない要因の一つが最低保証年俸。オーナー側は現行の57万5500ドル(約6330万円)から61万5000ドル(約6765万円)までの引き上げを提示したが、選手会側は77万5000ドル(約8525万円)を要求している。



選手会側がこの要求を求めている理由にインフレが進み、オーナー側の提示額では米国の物価上昇率にも達していないからだ。また選手会側が提案した「調停前の選手のボーナスプール」導入にかんしても双方の主張には大きな開きがあり、厳しい交渉がこれからも続くことが考えられる。
1月28日にも話し合いが行なわれる予定だが、双方に歩み寄りの姿勢が見られないため、最悪2月中旬のキャンプインが遅れ、本年度のシーズンが後ろ倒しになる可能性が高まっているという。

鈴木は大リーグ移籍を果たす決意

鈴木誠也は1月25日、今年初めて広島市南区のマツダスタジアムを訪れ、球団幹部やチームメートに別れのあいさつをした。
この日、屋内練習場で練習していた選手らと談笑し、9年間過ごしたカープでの思い出に盛り上がったという。本人からも「サヨナラーと話をした。この球場では楽しかったし、いろいろ思い出が詰まっている」と感慨深げだったという。
帰り際に、大盛穂ら若手選手たちにバットをプレゼントし、昨季までの本拠地を後にした。

移籍先アンケートの結果

米野球情報サイト「MLBトレードルーモアーズ」が、サイト内で読者アンケートを行い、約1万4000の票が集まった。(日本時間1月19日朝の時点)

1位 レッドソックス 15・14%
2位 マリナーズ 13・58%
3位 ジャイアンツ 13・21%
4位 ヤンキース 8・43%
5位 レンジャーズ 6・41%
6位 ブルージェイズ 5・99%
7位 メッツ 4・01%
8位 ドジャース 3・08%
9位 パドレス 2・9%
10位 カブス 2・86%

移籍先の本命は?

鈴木誠也は確認をするまでもなく日本屈指の強打者で、昨夏の東京五輪では金メダル獲得に貢献した。レギュラーシーズンでも132試合に出場し打率.317、出塁率.433は、ともにリーグトップであり、個人タイトル2冠を手にしている。さらに、キャリアハイとなる38本塁打で、wRC+(1打席あたりの得点の創出度)は200を上回るスラッガー。力強いスイング、スピードや守備力高いため、これまでゴールドグラブ賞を4度、ベストナイン賞には4回選ばれている。複数のメジャー関係者の情報では、1月26日にボストン・レッドソックスの契約が最有力との情報が報じられている。



レッドソックスが鈴木誠也獲得に動く理由として、

① 昨季はア・リーグ東地区2位。ワイルドカードで3年ぶりのプレーオフ進出を果たしたものの、リーグ優勝決定戦でアストロズに2勝4敗で敗れ、戦力の補強を行いたい。
② オフに正右翼手のレンフロー外野手をトレードで放出。昨季31本塁打、96打点を記録したが、12失策と守備に難があり、守備のできる主砲が欲しい。

などが挙げられている。
読者アンケート10位のシカゴ・カブスも獲得に動いている。昨夏にアンソニー・リゾーやクリス・ブライアントら16年の世界一を知る主力たちを一気にトレードで放出したカブスは再建路線へ舵を切った。ジェド・ホイヤー編成部長は、「立て直しに向けた時間はそうかからない」と語り、この先の積極的な補強を明言している。情報筋からも「スズキは数少ない今オフのFA市場における実力派外野手のひとりであり、潜在的な能力を考えても、カブスが最優先で大金を投資する可能性がある。もしも、本気で契約をするならば、早々に仕掛けて早期の決断を引き出すだろう」と伝えられている。



シカゴ・カブスの専門メディア『Cubbies Crib』も、「今やNPBで最高の選手と考えられ、メジャーリーグで才能を発揮する準備が出来ている」。さらに「鈴木はパワー、打撃、走塁、スピード、守備のバランスが取れている。メジャーリーグの球団は彼に興味を持つ理由がかなりある」と伝えている。
そして「外野手から着実に生産性を生みたいカブス」と課題を明示した同メディアは、金銭的な面を考慮し、シンシナティ・レッズからFAとなったニック・カステヤノスを獲得しない場合は、「最盛期のスズキには大きな価値があるかもしれない」と大きな期待を寄せている。
他にもテキサス・レンジャーズ、フィラデルフィア・フィリーズ、ニューヨーク・メッツなどからも興味を示されており、今後の動向から目が離せない。

参考
鈴木誠也、カープ球団幹部やチームメートに別れのあいさつ
https://nordot.app/858584332935479296?c=113147194022725109
大谷翔平&松井秀喜級の評価!鈴木誠也を欲するカブス専門メディアの熱き主張「本気で契約をするならば、早々に仕掛けて」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8db91b233d097b6e82fe2ed4769b995c5c4513a3
メジャー挑戦の鈴木誠也をカブス専門メディアはどう見る?「最盛期のスズキには大きな価値がある」と獲得の可能性を示唆
https://news.goo.ne.jp/article/thedigestweb/sports/thedigestweb-49077.html?from=amp_web-article-link
鈴木誠也 レッドソックス移籍有力 4年ぶり世界一奪回の切り札に
https://news.yahoo.co.jp/articles/475b084b66afce566018a7c2042f4b41ebf22ceb
鈴木誠也の行き先は?レッドソックスが読者アンケート1位 米サイト
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202201190000114.html
MLB労使協定交渉再開もまだ大きな隔たり 最悪の場合キャンプイン遅れも
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/column/shikama/news/202201270000075.html

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